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1995年8月19日 土曜日

[]静寂が戻る 静寂が戻る - センチメンタル☆ユニバース を含むブックマーク

松野敬久 小学6年生 1995-08-19 20:35

3発打ちあがったあと、ほぼ同時に5発が打ちあがった。そして静寂が戻る。

誰も来ない高台、絶好の花火スポット。

ブーヤンは「菊待川花火大会」と書かれたうちわを持ち歩くほど楽しみにしていたのに、腹を壊したらしい。どうせ西瓜の食べすぎだろうと思う。

夜9時にフィナーレの予定だから、そろそろ来ないと間に合わないのだが、公ちゃんは姿を現さない。

そもそも公ちゃんがこの場所教えてくれたんだぞ?


そして、頭がいっぱいになってしまってよくわからないんだけど、なぜ僕の隣にこの人がいるんだっけ?

あさがおの浴衣を着て、石垣に腰掛けている、うちの家庭教師

1995年7月17日 月曜日

[]くりかえす くりかえす - センチメンタル☆ユニバース を含むブックマーク

松野敬久 小学6年生 1995-07-17 10:40

体育は水泳だった。クロールで25メートル泳いで、プールサイドを歩いて戻る。順番を待って、また泳ぐ。繰り返し繰り返し。全身がだるくなってくるけど、悪い気分じゃない。

飛び込み台に立つと、校舎のほうから大勢の笑い声が聞こえた。きっと低学年の教室だろうと、なんとなく思い浮かべた。


[]汗をかく 汗をかく - センチメンタル☆ユニバース を含むブックマーク

松野敬久 小学6年生 1995-07-17 08:05

教室に入ると、窓際の席で河上茂木が向かい合って、1冊の雑誌を一緒に見ていた。俺を見て河上

「あー、松野だ」

と言った。名前を呼ばれたが、だからといって何か用事があるわけではないらしい。

茂木は座ったまま、こっちを向いて微笑んだように見えた。茂木はあまりしゃべらないのでよく知らない。

ふたりは再び雑誌に目を落とした。

ランドセルを下ろすと、汗で背中がぐっしょり濡れているのがわかった。

まだ男子は誰も来ていないようなので、どこか風通しのいいところで背中を乾かそうと思った。そのうち公ちゃんとかブーヤンが来るだろう。

朝から暑かった。

comnnocomcomnnocom2006/06/19 21:35いちおう、こっちからのトラックバックは見出しごとに送れますよ。
うちのコメントに書いてくれたのは、こういう意味じゃなかったですか?

extrameganeextramegane2006/06/20 02:46受け取るほうが日付ごとになっちゃうてことすかね?

1995年7月16日 日曜日

[]鏡を見る 鏡を見る - センチメンタル☆ユニバース を含むブックマーク

松野敬久 小学6年生 1995-07-16 20:30

風呂に入るとき首筋を鏡で見たら、赤く跡になって残っていた。

とっさに何も言えなかったけれど、こんなに目立ってしまっているとは。文句を言っておけばよかった。

こんなこと友達に言えない。ひやかされるのも嫌だが、うらやましがられたりなんかしたら、最悪だ。

[]キスされる キスされる - センチメンタル☆ユニバース を含むブックマーク

松野敬久 小学6年生 1995-07-16 19:25

今日は、キスをされた。

首筋に。


瞬間、何が起こったかわからなかった。彼女の鼻息がくすぐったかった。彼女の短い髪は、いい香りがした。僕が無言でいると、彼女は

「ごめんね、びっくりした?」

と、おどけた。


ちなみに彼女の名前は「やすよ」なのだが、どういう字を書くのか知らない。


http://school-days.g.hatena.ne.jp/./jalam/19950716/p2

[]勉強を教わる 勉強を教わる - センチメンタル☆ユニバース を含むブックマーク

松野敬久 小学6年生 1995-07-16 19:20

別に行きたくないのに、母親が私立中学を受験しろと言う。自由な校風が気に入ったとからしいけど、だったら自分が行けばいいのに。

試験会場に行っても、答案を白紙で出そう、そう考えるとなぜかドキドキしてきた。

そんな経緯があって、ひと月前から家庭教師に来てもらっている。母親の元同僚の娘で、中学3年生。初めてあったとき、何と呼んでいいかわからなかった。それ以来「あのう」とか「ねえ」で済ませている。だからいつも、かなりぎこちなく彼女に勉強を教わっているわけだ。入学するつもりもない学校に合格するための勉強を。母親に対して罪悪感はないが、彼女には申し訳なくて言い出せない。

彼女は僕より頭ひとつぶん背が高く痩せているので、かなり細く見える。中学3年と言えばもう大人だけれど、彼女のおっぱいはとても小さい。でも僕は、そんな彼女の身体を素直にかっこいいと感じる。

困ることがひとつある。彼女はよく、僕を触るのだ。単なるスキンシップにしては、度を越えているんじゃないかと思う。

頭をなでる、手を握る、背中から抱きしめる、隣に座って体重をかける。

どうか馬鹿にしないで欲しい。

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